庭木が枯れたかどうかの見分け方|枝と幹の確認方法と、伐採を判断する前に確認すること
葉が茶色くなった、葉が全部落ちたという状態を見ると、木が枯れたと考えがちです。しかし、葉が傷んでいても、枝や幹が生きていれば、新しい芽が出ることがあります。 反対に、葉が茂っていても、根や幹の内部が傷んでいることもあります。本ページでは、枯れているかを確認する方法、枯れたように見える主な原因、部分的に枯れた場合の対処、伐採を判断する前に確認することを整理します。
葉の状態だけでは枯れたと判断できません
葉は、水不足、寒さ、強い日差し、風など、さまざまな影響で傷みます。落葉樹は冬に葉を落とすのが通常の状態であり、常緑樹も古い葉から順に落ちていきます。 葉が落ちた、葉の色が変わったという変化は、木が何らかの影響を受けていることを示しますが、木全体が枯れたことを示すとは限りません。
枯れているかどうかを判断する手がかりは、枝と幹の内側の状態、芽の状態です。葉だけを見て伐採を決めると、回復する可能性のある木を失うことがあります。
確認は、一か所ではなく、木の上部と下部、複数の枝で行います。木の一部だけが枯れている場合もあります。
枯れているかを確認する方法
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枝の皮を軽く削って、内側の色を見ます
細い枝の皮を爪や小さな刃物で軽く削ると、生きている枝は内側が緑色や薄い黄緑色をしており、湿り気があります。枯れた枝は、内側が茶色く乾いています。一か所だけで判断せず、木の上部と下部、複数の枝で確認します。
- 02
枝を軽く曲げてみます
生きている細い枝は、曲げるとしなります。枯れた枝は、曲げると乾いた音を立てて折れます。太い枝や高い場所の枝は、無理に曲げずに確認します。
- 03
芽の状態を見ます
落葉樹の冬の時期は、葉がないため判断が難しくなります。枝先や枝の途中にある芽がふくらみ、みずみずしい状態であれば、生きている目安になります。芽がしぼんで乾いている場合は、その枝が枯れている可能性があります。
- 04
幹の根元と樹皮を見ます
根元の樹皮がはがれている、幹に大きな割れや空洞がある、根元にキノコが生えているといった場合は、幹や根が傷んでいる可能性があります。外見上は葉があっても、内部が傷んでいることがあります。
- 05
時期を変えて確認します
冬に葉を落とす木や、冬の寒さで葉が傷んだ木は、春に芽が出るかどうかで判断できることがあります。急いで伐採を決めず、芽の動き出す時期まで待って確認する方法もあります。
枯れたように見える主な原因
水の不足、または過剰
夏の高温と雨の少ない時期には、水不足で葉がしおれたり、茶色くなったりします。反対に、水はけが悪い場所では、根が水に浸かり続けて傷み、葉が落ちることがあります。
植えた後に根が張っていない
植えてから日が浅い木は、根が十分に張るまで、水切れや寒さの影響を受けやすくなります。植えた年に葉が落ちる場合は、根の状態が原因であることが考えられます。
害虫と病気
幹に穴をあけて内部を食べる虫や、根を傷める病気は、外から見えにくいまま木を弱らせます。幹の穴や木くず、根元のキノコは、内部の傷みの手がかりになります。
冬の寒さと乾燥
冬の冷たい風や乾燥で、常緑樹の葉が茶色くなることがあります。葉が傷んでも、枝や幹が生きていれば、春に新しい芽が出ることがあります。
周囲の工事や環境の変化
近くで工事を行い根が切られた、地面がコンクリートで覆われた、日当たりが変わったといった環境の変化が、数年後に木の衰えとして現れることがあります。
夏の水不足と葉焼けの見分け方は夏の高温で庭木が傷む場合、害虫と病気の見分け方は庭木の害虫と病気、冬の傷みは冬の庭木の寒さ対策で解説しています。
一部だけ枯れている場合
枯れた枝は、生きている部分との境で切ります
枝の一部だけが枯れている場合は、生きている部分との境で切り取ります。枯れた枝を残しておくと、折れて落下したり、そこから腐朽が進んだりすることがあります。
枯れが広がっていないかを確認します
枯れた枝を取り除いた後も、他の枝に枯れが広がっていないかを確認します。枯れが広がる場合は、根や幹に原因があることが考えられます。
原因を確認してから手を加えます
水やりや肥料で回復するかどうかは、原因によって異なります。原因が分からないまま肥料を与えると、弱った根にかえって負担をかけることがあります。
水はけが原因と考えられる場合は庭の水はけが悪いときの原因と対処、土と肥料の考え方は庭の土と肥料で解説しています。
枯れた木を放置した場合の危険
枝が折れて落下します
枯れた枝はもろく、風や雪で折れて落下します。人の通る場所や、屋根、車、隣家の上に枝がある場合は、早めに対処します。
木ごと倒れることがあります
根が枯れると、木を支える力が失われ、強風の際に木ごと倒れることがあります。外見上はしっかり立っているように見えても、根元が傷んでいる場合があります。
伐採の作業が難しくなります
枯れてから長い時間が経った木は、幹や枝がもろくなり、伐採の際に予期しない方向に折れることがあります。作業の危険が増し、費用が高くなることもあります。
強風の前後の点検は台風・強風に備える庭木の点検で解説しています。
伐採を判断する前に確認すること
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本当に枯れているかを、複数の枝と幹で確認したか。冬の時期であれば、春の芽吹きを待って確認できないか。
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枯れた原因が、周囲の他の木にも影響するものではないか。害虫や病気が原因の場合は、他の木の状態も確認します。
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枯れた木が、隣家との境界や道路に近く、倒れた場合に影響が及ばないか。
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記念樹や古木など、残したい理由がある木ではないか。残したい場合は、樹木医などの専門家に相談する方法があります。
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伐採した後の切り株を、残すか、抜根するかを決めているか。
伐採の費用と業者の選び方は庭木の伐採費用相場と業者の選び方、伐採後の切り株の扱いは伐採した木の切り株、残したい木の診断は樹木医に相談する場面で解説しています。
よくある質問
Q. 葉が全部落ちてしまいました。枯れたのでしょうか。
A. 葉が落ちただけでは、枯れたとは判断できません。細い枝の皮を軽く削って、内側が緑色で湿り気があれば、生きている目安になります。枝先の芽がふくらんでいるかも確認してください。落葉樹の場合は、冬に葉を落とすのが通常の状態です。
Q. 枯れた木は、自分で切っても問題ありませんか。
A. 手の届く高さの細い枯れ枝であれば、自分で切り取れることがあります。ただし、枯れた木は幹や枝がもろく、予期しない方向に折れることがあります。高い木、太い木、建物や電線、道路に近い木は、自分で切らずに業者に依頼してください。
Q. 枯れかけた木を回復させることはできますか。
A. 原因と木の状態によります。水の過不足が原因であれば、水やりや排水の改善で回復することがあります。根や幹が大きく傷んでいる場合は、回復が難しいこともあります。残したい木であれば、樹木医などの専門家に診断を依頼する方法があります。
Q. 枯れた木を放置しておくと、問題がありますか。
A. 枯れた枝が折れて落下したり、根が傷んで木ごと倒れたりすることがあります。隣家や道路に枝が落ちると、損害につながるおそれがあります。また、枯れてから長い時間が経つと、伐採の作業が危険になり、費用が高くなることもあります。
Q. 植えたばかりの木が枯れてしまいました。業者に相談できますか。
A. 業者が植えた木の場合は、植栽後の保証の有無と条件を確認してください。一定期間内に枯れた場合に植え替えを行う業者もありますが、条件は業者によって異なります。保証の確認方法は、大分のページで解説しています。
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