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庭・空き地の草刈り|刈る時期と回数の考え方と、自分で刈るか業者に依頼するかの判断

造園ナビ編集部

草刈りの負担は、刈る回数よりも、刈るときの草の丈で決まります。伸びきってから一度に刈ると、作業時間も刈った草の量も多くなり、刈払機を使う場合は飛散物の危険も増えます。 本ページでは、刈る時期と回数の組み立て方、刈る高さ、自分で刈る前に確認すること、業者に依頼する際に伝える内容、刈った草の扱いを整理します。

草刈りは伸びきる前に行うほど負担が小さくなります

草は、丈が低いうちは柔らかく、刈り取る量も少なく済みます。伸びて茎が硬くなると、刃にかかる負荷が増え、刈った草も重くかさばります。 同じ場所を同じ回数だけ刈る場合でも、伸び始めに刈るか、伸びきってから刈るかで、一回ごとの作業の重さが大きく変わります。

草が茂った状態が続くと、足元の石や段差が見えなくなり、作業そのものが危険になります。虫や動物の隠れ場所にもなり、隣地や道路へ草がはみ出すこともあります。 草刈りを先送りするほど、次の一回の負担と危険が大きくなる点を前提に計画します。

年間の計画では、回数の多さよりも、最初の一回をいつ行うかが重要です。最初の一回を伸び始めに行えば、その後の作業も丈の低い状態から始められます。

刈る時期と回数の組み立て方

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    最初の一回は、草が伸び始める時期に行います

    多くの地域では、気温が上がり始める時期から草の伸びが目立つようになります。最初の草刈りを伸び始めに行うと、草の丈が低いうちに刈り取れるため、作業時間も刈った草の量も抑えられます。伸びきってから最初の一回を行うと、刈り取る量が多くなり、作業の負担が一度に集中します。

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    伸びが速い時期は、間隔を詰めて回数を確保します

    気温と雨量が多い時期は、刈ってから元の丈に戻るまでの期間が短くなります。この時期に間隔を空けすぎると、毎回伸びきった状態から刈ることになります。年間の回数を決めてから時期を割り振るのではなく、伸びの速い時期に回数を寄せる考え方が実際的です。

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    種が付く前に刈ると、翌年の草が減ります

    穂が出て種が落ちた後に刈ると、その種から翌年の草が生えます。花や穂が見え始めた段階で刈ることは、その年の見た目を整えるだけでなく、翌年以降の草の量にも関わります。

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    秋の終わりの一回で、冬から春の状態が変わります

    伸びが落ち着く時期の前に一度刈っておくと、枯れた草が冬の間に倒れて積もる量が減ります。春先に枯れ草を片づける手間が減り、最初の草刈りにも着手しやすくなります。

庭全体の作業の時期は庭木の年間メンテナンスカレンダーにまとめています。草刈りと剪定を同じ日に依頼する場合は、作業の順序と日程も合わせて相談します。

刈る高さと、刈り残す場所

地面すれすれまで刈り込まないようにします

地際まで刈り込むと、刃が石や地面に当たりやすくなり、小石が飛散する原因になります。土がむき出しになった場所には日が当たり、かえって草の種が発芽しやすくなる場合もあります。見た目を整える目的であれば、地面から少し残して刈るほうが作業も安定します。

庭木の根元と幹のまわりは、刃物を近づけすぎません

刈払機の刃や紐が幹に当たると、樹皮が削れます。根元の樹皮の傷は外から気づきにくく、そこから木が弱ることがあります。庭木のまわりは手で抜くか、手持ちのはさみで刈ると安全です。

芝生や苔の場所は、草刈りとは別に扱います

芝生は芝刈りとして刈る高さと時期の考え方が異なります。苔を残したい場所は、刈払機で一緒に刈ると苔もはがれます。それぞれの手入れは、芝生と苔のページで解説しています。

芝生の手入れは芝生の手入れガイド、苔を残したい場所の扱いは苔のある庭の手入れで解説しています。

自分で刈る場合に作業前に確認すること

刈払機を使う草刈りでは、刃に触れる事故のほか、小石などの飛散、刃が硬いものに当たって機械が跳ね返る事故が、公的機関から注意喚起されています。 作業を始める前に、次の事項を確認してください。

国民生活センターが行ったテストでは、エンジン式の刈払機の刈刃に石(約20〜30mm)を接触させた際、最長の飛散距離は4枚刃で約67.8m、8枚刃で約30.2m、ナイロンコードカッターで約16.9mでした(チップソーは試験の条件では飛散しませんでした)。 同じ資料では、10m離れた位置の自動車に飛散物を衝突させると、塗装の剥離やウインドーガラスの破損が生じたことも報告されています。周囲に人や車、家屋がある場所では、飛散防止カバーの取り付けと保護具の着用が前提になります。

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    刈る範囲に、石・空き缶・針金・杭などが落ちていないかを先に確認し、取り除きます。刈払機の刃が当たると、遠くまで飛散します。

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    道路・駐車中の車・隣家の窓・通行人の方向を確認します。飛散物が届く範囲に人やものがある場合は、作業を止めるか向きを変えます。

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    傾斜地・段差・水路の脇など、足元が不安定な場所が含まれていないかを確認します。

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    草の中に、ハチの巣や動物の巣、ヘビなどがいないかを、刈る前に棒などで確認します。

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    長袖・長ズボン・保護めがね・手袋・滑りにくい靴を準備します。刈払機を使う場合は、取扱説明書に記載された保護具を確認します。

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    作業する時間帯を決めます。刈払機の音は周囲に響くため、早朝や夜間は避けます。暑い時期は気温の低い時間帯に行い、休憩と水分補給の予定を入れておきます。

脚立や刈払機を使う作業で起きている事故と、自分で行わない作業の判断基準は庭作業の事故を防ぐで解説しています。草の中にハチの巣や動物の痕跡を見つけた場合は庭に来る動物への対処をご参照ください。

業者に依頼する場合に伝える内容

草刈りの見積もりは、現地を見なければ確定しないことが一般的です。ただし、問い合わせの段階で次の事項を伝えておくと、見積もりの前提がそろい、複数の業者を比較しやすくなります。

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    面積の目安と、刈る範囲の境界

    業者の見積もりは、面積と作業の手間で決まります。おおよその広さが分からない場合は、縦と横の長さを歩幅などで測ったものでも目安になります。隣地との境界がはっきりしない場合は、どこまでを刈る範囲とするかを先に決めておきます。

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    草の丈と、木や竹が混じっているかどうか

    膝ほどの草と、人の背丈を超える草では作業の内容が異なります。細い木や竹、つる植物が混じっている場合は、草刈りではなく伐採や除伐に近い作業になります。写真を数枚送ると、現地調査の前でも状況が伝わります。

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    刈った草の処分を含めるかどうか

    刈った草をその場に置いておくか、集めて袋詰めするか、業者が持ち帰って処分するかで、見積もりの金額が変わります。処分を含める場合は、処分費が見積書のどの項目に入っているかを確認します。

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    作業日に立ち会えるかどうか

    空き地や遠方の土地では、立ち会えないことがあります。その場合は、作業前後の写真の送付を依頼できるかを確認しておきます。立ち会えない場合の依頼方法は、仙台のページで解説しています。

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    年に何回依頼する予定か

    一回だけの依頼と、年に数回の定期的な依頼では、業者の提案が変わることがあります。年間の契約とその都度の依頼の違いは、宇都宮のページで解説しています。

見積書の項目の読み方は見積書の読み方と書面の確認、立ち会えない場合の依頼方法は立ち会いができない場合の依頼方法、継続して依頼する形態の選び方は年間契約とスポット依頼の選び方で解説しています。

刈った草の扱いと、次の草刈りを減らす方法

刈った草は、乾かしてから処分すると量が減ります

刈った直後の草は水分を多く含み、重くかさばります。天候が許せば広げて乾かしてから袋詰めすると、袋の数も重さも抑えられます。ただし、強風の予報がある場合や、乾いた草が飛散すると近隣に迷惑がかかる場所では、早めに袋詰めします。

処分の方法は自治体によって異なります

刈った草を燃やせるごみとして出せるか、別の回収日があるか、量の上限があるかは、自治体によって異なります。剪定枝と刈った草の処分方法は、別のページにまとめています。

毎年刈る場所は、草刈り以外の対策と組み合わせます

毎年同じ場所で草刈りを繰り返している場合は、防草シートや砂利、グランドカバーなどで、草が生える面積そのものを減らす方法があります。草刈りの回数を減らしたい場合の選び方は、雑草対策のページで解説しています。

処分の方法は剪定枝・刈った草の処分方法、草が生える面積を減らす方法は庭の雑草対策で解説しています。

よくある質問

Q. 草刈りは年に何回行えばよいですか。

A. 草の種類、日当たり、地域の気候によって異なるため、一律の回数はありません。伸び始めの時期に最初の一回を行い、伸びの速い時期に間隔を詰め、伸びが落ち着く前にもう一度刈るという組み立て方が基本です。毎回伸びきってから刈っている場合は、回数を増やすよりも、最初の一回を早めるほうが負担を抑えられることがあります。

Q. 刈払機を使ったことがありません。自分で使っても問題ありませんか。

A. 刈払機は、刃に触れる事故だけでなく、小石などの飛散や、刃が硬いものに当たって機械が跳ね返る事故が報告されています。使う場合は取扱説明書を読み、保護具を着用し、周囲に人がいないことを確認してから作業します。傾斜地や、石の多い場所、道路に面した場所は、慣れていない方には向きません。消費者庁と国民生活センターの注意喚起は、下記の資料一覧に掲載しています。

Q. 空き地の草刈りを業者に依頼する場合、見積もりはどのように決まりますか。

A. 多くの場合、面積、草の丈と密度、木や竹が混じっているか、傾斜があるか、刈った草の処分を含めるかによって決まります。現地調査の前に、全体が写った写真と、草の丈が分かる写真を送ると、見積もりの前提がそろいやすくなります。複数の業者から見積もりを取る場合は、処分を含めるかどうかの条件をそろえて依頼してください。

Q. 除草剤を使えば、草刈りをしなくて済みますか。

A. 除草剤は、草刈りとは効き方が異なります。住宅地では、周囲の庭木や隣家の植物、ペット、子どもへの影響に配慮が必要です。使う場合は製品の表示に従い、散布する場所と時期を確認してください。住宅地での薬剤散布の注意点は、別のページで解説しています。

Q. 伸びすぎた草の中に、木のようなものが生えています。草刈りで対応できますか。

A. 幹が太くなった木や、竹・つる植物が混じっている場合は、草刈りの道具では対応できないことがあります。伐採や根の処理が必要になる場合もあるため、業者に依頼する際は、木が混じっていることを最初に伝えてください。竹や笹、つる植物の扱いは、別のページで解説しています。

本ページで参照した公的機関の資料

本文の制度・団体に関する記述は、以下の公式ページの記載にもとづいています(2026年10月17日確認)。最新の内容は、各機関のページにてご確認ください。

関連ページ

広い面積や傾斜地、道路に面した場所の草刈りは、無理をせず業者に相談することをおすすめします。面積と草の状態を伝えて見積もりを依頼してください。

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本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年10月17日時点のものです。