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庭木を新しく植える|植える場所と時期の決め方と、植え付け後の水やり・支柱の管理

造園ナビ編集部

庭木は、植えてから十年、二十年と同じ場所で育ちます。植える時点では小さな苗木でも、成長すると屋根や窓、隣地に届くことがあります。 本ページでは、植える場所と時期の決め方、苗木の選び方、植え付けの手順、根付くまでの水やりと支柱の管理、自分で植える範囲と業者に依頼する範囲を整理します。

植える場所は、成長した後の大きさから決めます

庭木の植え付けで後から問題になりやすいのは、植える場所の選び方です。植えた時点では十分な余裕があっても、数年後には枝が建物に触れ、根が塀や舗装を押すことがあります。 その段階で移植や伐採を検討すると、植えた時よりも大きな費用と手間がかかります。

植える場所を決める際は、樹種ごとの成長した後の高さと幅を確認し、その大きさで周囲との距離を考えます。 大きくなる樹種を狭い場所に植える場合は、剪定で大きさを抑え続けることが前提になります。

植える場所を決めることは、将来の剪定の手間と費用を決めることでもあります。成長後の大きさと、手入れの際の足場を合わせて確認します。

植える場所で確認すること

  1. 01

    建物・塀・境界からの距離

    成長した枝が屋根や窓、隣地に届かないかを確認します。根も枝と同じように広がるため、塀の基礎や舗装の近くでは、数年後に根が構造物を押すことがあります。植える時点では十分な余裕があるように見えても、成長後の大きさで距離を確認します。

  2. 02

    地中の配管と、上空の電線

    給排水管やガス管、雨水の排水管が埋まっている場所の上に植えると、根が配管に影響することがあります。上空に電線がある場所では、高くなる木は将来の剪定が難しくなります。

  3. 03

    日当たりと風当たり

    樹種によって、日当たりを好むもの、半日陰を好むものがあります。建物の北側や、隣家の陰になる場所では、季節によって日の当たり方が変わります。風の通り道になる場所では、植えたばかりの木が揺れて根が張りにくくなります。

  4. 04

    水はけ

    雨の後に水たまりが残る場所は、根が傷みやすくなります。植える前に、穴を掘って水を入れ、どの程度で水が引くかを確認しておくと、排水の改善が必要かどうかを判断できます。

  5. 05

    手入れの際の足場

    剪定や落ち葉の掃除の際に、木のまわりに脚立を立てられるか、作業する人が入れるかを確認します。塀と建物の間の狭い場所に植えると、将来の手入れが難しくなります。

根が塀や舗装、排水に影響している場合の対処は庭木の根が塀・舗装・排水に影響しているとき、水はけの確認と改善は庭の水はけが悪いときの原因と対処で解説しています。

植える時期の考え方

落葉樹は、葉を落としている時期が中心です

落葉樹は、葉を落として休眠している時期に植えると、葉からの水分の蒸散が少なく、根への負担が小さくなります。ただし、土が凍る時期や、地域の厳しい寒さの時期は避けます。

常緑樹は、寒さが和らいでからの時期が中心です

常緑樹は冬も葉を付けているため、寒さが厳しい時期に植えると傷みやすくなります。寒さが和らいで、新しい芽が動き出す前後の時期が一般的です。

真夏の植え付けは避けます

気温が高く、雨が少ない時期に植えると、根が十分に張る前に水切れを起こしやすくなります。鉢で育てた苗は時期を選ばずに植えられるとされることがありますが、植えた後の水やりの負担は大きくなります。

庭全体の作業の時期は庭木の年間メンテナンスカレンダーにまとめています。

苗木を選ぶ際に確認すること

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    樹種の名前と、成長した後の高さと幅の目安を確認します。ラベルに記載がない場合は、販売店に確認します。

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    幹に傷や割れがないか、根元がぐらついていないかを確認します。

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    葉の色が均一で、枯れた枝や虫の付いた跡がないかを確認します。

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    鉢から根が大きくはみ出していないか、鉢の中で根が回りすぎていないかを確認します。

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    シンボルツリーなど、樹形が重要な木は、実物を見て枝ぶりを確認してから購入します。

樹種の選び方はシンボルツリーのおすすめ、手入れが容易な庭木のおすすめ、日陰に強い庭木にまとめています。

植え付けの手順

  1. 01

    根鉢より一回り大きい穴を掘ります

    根鉢の幅と深さに対して、余裕のある穴を掘ります。穴の底の土が固い場合は、崩してから植えます。掘り出した土に石や古い根が多い場合は、取り除きます。

  2. 02

    土を整えます

    掘り出した土が粘土質で固い場合や、砂が多く水持ちが悪い場合は、土を改良します。肥料を穴に入れる場合は、根に直接触れないようにします。

  3. 03

    植える深さを合わせます

    根鉢の上の面が、周囲の地面とほぼ同じ高さになるように植えます。深く植えすぎると、幹の根元が土に埋まり、木が弱る原因になります。

  4. 04

    土を戻し、水を与えます

    土を戻しながら水を与え、根鉢と土の間に隙間が残らないようにします。植えた後、木のまわりに土を盛って水が溜まるようにしておくと、水やりの水が流れずに根まで届きます。

  5. 05

    支柱を立てます

    植えたばかりの木は、根が張るまで風で揺れやすくなります。支柱を立てて幹を結び、揺れを抑えます。幹と支柱が直接こすれないように、幹を保護してから結びます。

土の改良と肥料の考え方は庭の土と肥料で解説しています。生垣として列に植える場合は生垣を新しく植えるをご参照ください。

根付くまでの管理

水やりは、土の乾き具合を見て行います

植えてから根が十分に張るまでの間は、雨が少ない時期に水切れを起こしやすくなります。土の表面だけでなく、少し掘って中の土が乾いているかを確認します。毎日少しずつ与えるよりも、乾いたときに根まで届く量を与えるほうが、根が深く張ります。

支柱の結束は、成長に合わせて見直します

結束が幹に食い込むと、樹皮が傷みます。幹が太くなるにつれて結束がきつくなるため、定期的に確認し、緩め直します。根が十分に張った後は、支柱を外します。

植えた年の剪定は控えめにします

植えた年は、根が張ることを優先します。枯れた枝や、傷んだ枝を取り除く程度にとどめ、大きく形を変える剪定は、根付いてから行います。

葉の様子で、根付いたかを確認します

新しい芽が出て、葉が伸びていれば、根が働き始めている目安になります。植えた後に葉がしおれたまま戻らない場合や、葉が茶色く変わる場合は、水の過不足や根の傷みが考えられます。

夏の水やりの考え方は夏の高温で庭木が傷む場合で解説しています。

自分で植える範囲と、業者に依頼する範囲

自分で植えやすいもの

持ち運べる大きさの苗木で、植える場所の土が掘りやすく、周囲に配管や電線がない場合は、自分で植えることもできます。

業者に依頼したほうがよいもの

人の背丈を超える木、根鉢が重い木、クレーンや重機を使う必要がある木、狭い場所や高低差のある場所への植え付けは、業者に依頼します。植える前に古い木の伐採や抜根が必要な場合も、まとめて相談します。

業者に依頼する際の確認事項

見積書に、樹種、木の高さ、本数、支柱の種類、残土の処分、植えた後に枯れた場合の扱いが記載されているかを確認します。植栽後の保証の有無と条件は、契約の前に書面で確認します。

植栽後の保証の確認方法は植栽後の保証とアフターサービスの確認方法、すでにある木を別の場所に移す場合は庭木の移植・植え替えで解説しています。

よくある質問

Q. 庭木を植えるのに適した時期はいつですか。

A. 樹種によって異なります。落葉樹は葉を落としている時期、常緑樹は寒さが和らいでからの時期が一般的です。真夏や、土が凍る時期は避けます。業者から購入して植えてもらう場合は、樹種を決める段階で植え付けの時期も合わせて相談してください。

Q. 植えた後、水やりはいつまで続ければよいですか。

A. 根が十分に張るまでの期間は、樹種や木の大きさ、土の状態によって異なります。植えた年は特に、雨が少ない時期に土の乾き具合を確認し、乾いている場合に根まで届く量を与えてください。新しい芽が出て、葉が伸びていれば、根が働き始めている目安になります。

Q. 植えた木が枯れてしまいました。原因は何でしょうか。

A. 植えた後の水の過不足、植える深さ、水はけの悪さ、植えた時期、根鉢の傷みなど、複数の原因が考えられます。枯れたように見えても、枝の内側が生きている場合があります。枯れているかどうかの確認方法は、別のページで解説しています。業者が植えた木の場合は、保証の条件を確認してから相談してください。

Q. 大きくならない木を選びたいのですが、どのように選べばよいですか。

A. 樹種ごとに、成長した後の高さと幅の目安があります。購入する前に、成長後の大きさを販売店や業者に確認してください。大きくなる樹種でも、剪定で大きさを抑えることはできますが、その分手入れの手間が増えます。手入れの手間を抑えたい場合の樹種の選び方は、別のページにまとめています。

Q. 今ある木を別の場所に移すことはできますか。

A. 移植は、新しく植える場合とは異なり、根を切って掘り上げる作業を伴います。木の大きさや樹種によっては、根回しなどの準備に時間がかかります。移植の判断と手順は、庭木の移植・植え替えのページで解説しています。

関連ページ

背の高い木や重い根鉢の植え付けは、運搬と植え付けに人手と道具が必要です。樹種と大きさを伝えて業者に相談することをおすすめします。

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本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年10月17日時点のものです。