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生垣を新しく植える|目隠しの高さと樹種の決め方、植え付けの手順と植えてから数年間の管理

造園ナビ編集部

生垣は、植えた日に目隠しが完成するものではありません。苗を列に植え、数年をかけて刈り込みを重ね、必要な高さと密度に育てていくものです。 植える前に決めておくべきことは、目的と、維持する高さです。本ページでは、樹種の決め方、植える位置と間隔、植え付けの手順、植えてから数年間の管理、業者に依頼する際の確認事項を整理します。

生垣は植えてから数年をかけて仕上がります

生垣を植える際に起きやすいのは、早く目隠しにしたいという理由で高さを優先し、結果として下の部分が透けた生垣になることです。 生垣の密度は、植えてからの数年間に、枝分かれを促す刈り込みを重ねることで上がっていきます。

また、生垣は植えた後も伸び続けます。一度植えると、毎年の刈り込みが必要になり、その作業を自分で行うか、業者に依頼するかによって、選ぶべき樹種と高さが変わります。 植える前に、維持する高さと、刈り込みの担当を決めておくことが重要です。

植える苗の高さと、維持する生垣の高さは別のものです。維持する高さは、脚立なしで刈り込める高さか、業者に依頼する高さかによって決めます。

目的と維持する高さを先に決めます

目隠しを目的とする場合

隠したい視線の高さを先に確認します。道路を歩く人の視線か、隣家の窓からの視線かによって、必要な高さが異なります。室内から外を見て、どの高さまで隠れればよいかを確認しておくと、樹種と維持する高さを決めやすくなります。

境界を示すことを目的とする場合

敷地の境界を示すことが目的であれば、腰ほどの高さで十分な場合があります。低く維持できる生垣は、刈り込みの作業を脚立なしで行えるため、自分で管理しやすくなります。

風よけや日よけを目的とする場合

風や西日を和らげる目的では、高さと葉の密度が必要になります。一方で、高く密な生垣ほど刈り込みの手間が増え、台風の際には風を受けます。維持できる高さの範囲で計画することが前提です。

すでにある生垣の刈り込みと、下部が透けた生垣の改善方法は生垣の手入れで解説しています。

樹種を決める際に確認すること

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    常緑樹か落葉樹か

    一年を通して目隠しが必要な場合は、冬に葉を落とさない常緑樹が向いています。落葉樹の生垣は、冬の間は透けますが、季節による変化を楽しめます。目的が目隠しかどうかで判断します。

  2. 02

    刈り込みに耐える性質か

    生垣は毎年刈り込んで形を保つため、刈り込みの後に新しい枝が出やすい樹種が適しています。刈り込みに弱い樹種を選ぶと、形を整えるたびに枯れ込みが生じることがあります。

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    日当たりと土の状態に合うか

    生垣は細長く植えるため、場所によって日当たりが異なることがあります。建物の陰になる部分がある場合は、日陰でも育つ樹種かを確認します。水はけが悪い場所では、根が傷みやすい樹種を避けます。

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    伸びる速さと、年に何回刈り込めるか

    伸びが速い樹種は早く目隠しになりますが、その分刈り込みの回数も増えます。年に何回刈り込めるか、自分で行うか業者に依頼するかを考えたうえで、伸びる速さを選びます。

  5. 05

    トゲや、虫の付きやすさ

    通路に面した生垣では、トゲのある樹種は通行の妨げになります。毛虫などの虫が付きやすい樹種もあるため、子どもが触れる場所や、道路に面した場所では特に確認しておきます。

生垣に使われる主な品種の特徴は生垣のおすすめ10選、日陰に植える場合は日陰に強い庭木にまとめています。

植える位置と間隔の考え方

生垣は、植えた時点の幅ではなく、刈り込みを続けた後の幅で考えます。成長すると、生垣は前後に広がります。 境界のぎりぎりに植えると、数年後には枝が隣地や道路にはみ出し、刈り込みも隣地側から行う必要が生じます。境界から離して植える位置を決めます。

苗の間隔は、樹種と苗の大きさ、目隠しにしたい時期によって異なります。間隔を詰めると早く密度が上がりますが、苗の本数と費用が増えます。 参考として、川口市の生垣設置の補助制度のパンフレットでは、生垣の条件の一つとして、高さ1メートル以上のおおむね均一な樹木を列状に植え、1メートル当たり3本以上とすることが示されています。 これは補助を受けるための条件であり、すべての生垣に当てはまる基準ではありません。

地面が常に湿っている場所や、水たまりができる場所は、植える前に排水を改善します。根が水に浸かる状態が続くと、植えた苗が育ちません。

川口市の補助の条件と手続きは川口で生垣を設置する際の業者選び、水はけの改善は庭の水はけが悪いときの原因と対処で解説しています。

植え付けの手順

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    植える範囲の地面を確認します

    植える場所に、ブロックの基礎、配管、古い木の根、石などが埋まっていないかを確認します。境界沿いは、塀の基礎が地中に張り出していることがあります。掘り始めてから障害物が見つかると、植える位置を変える必要が生じます。

  2. 02

    溝状に掘り、土を整えます

    生垣は一本ずつ穴を掘るよりも、列に沿って溝状に掘るほうが、根が横に広がりやすくなります。掘り上げた土が固い場合や、石が多い場合は、土を入れ替えたり改良したりします。

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    高さと間隔をそろえて並べます

    苗を仮に並べ、高さと間隔、列のまっすぐさを確認してから植えます。紐を張って基準にすると、列が曲がりにくくなります。

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    植え付けて、十分に水を与えます

    植えた後は、根と土の間に隙間が残らないように水を与えます。植えた直後の水やりは、根を土に密着させる役割があります。

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    竹などで支えを設けます

    植えたばかりの苗は、風で揺れると根が張りにくくなります。竹などを横に通して苗を結び、列全体で支えます。結束は、幹に食い込まないように、成長に合わせて見直します。

土の状態と肥料の考え方は庭の土と肥料、一本ずつ庭木を植える場合の手順は庭木を新しく植えるで解説しています。

植えてから数年間の管理

最初の夏は、水切れに注意します

植えてから根が十分に張るまでの間は、雨が少ない時期に水切れを起こしやすくなります。特に最初の夏は、土の乾き具合を確認し、乾いている場合は水を与えます。夏の水やりの考え方は、夏の高温のページで解説しています。

高さを急がず、下の枝を育てます

早く目隠しの高さにしたいと考え、上へ伸ばすことを優先すると、下の部分が透けた生垣になりやすくなります。植えてから数年は、伸びた先端を軽く刈り、枝分かれを促して、下から密度を上げていきます。

上を狭く、下を広く刈ります

上部が広く下部が狭い形に刈ると、下の枝に日が当たらず、枯れ込みの原因になります。上から下へ、わずかに裾が広がる形を保つと、下の枝にも日が当たります。

枯れた株は、早めに植え替えます

列の中で一本だけ枯れた場合、その部分が透けて目立ちます。数年が経ってから植え替えると、周りの株との高さの差が大きくなります。枯れた株に気づいたら、早めに植え替えを相談します。

夏の水やりの考え方は夏の高温で庭木が傷む場合で解説しています。

業者に依頼する場合の確認事項

生垣の植え付けは、苗の手配、溝掘り、土の改良、植え付け、支えの設置、既存の塀や生垣の撤去など、複数の作業を含みます。見積もりを依頼する際は、次の事項を確認します。

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    見積書に、樹種・苗の高さ・本数・延長が記載されているか

    同じ長さの生垣でも、苗の高さと本数によって金額が大きく変わります。複数の業者を比較する場合は、苗の高さと本数を同じ条件で見積もってもらいます。

  2. 02

    既存の塀や生垣の撤去と、残土の処分を含むか

    古い塀や生垣を撤去してから植える場合は、撤去と処分の費用が別に必要になります。掘った土の処分を含むかどうかも確認します。

  3. 03

    植えた後に枯れた場合の扱い

    植栽した苗が一定期間内に枯れた場合に植え替えを行うかどうかは、業者によって異なります。保証の有無と条件は、契約の前に書面で確認します。

  4. 04

    自治体の補助を利用するかどうか

    自治体によっては、道路に面した生垣の設置に補助を設けている場合があります。補助を利用する場合は、工事の前に申請が必要であることが多いため、業者に見積もりを依頼する前に、自治体の担当窓口に確認します。

植栽後の保証の確認方法は植栽後の保証とアフターサービスの確認方法、隣地との境界に関わる注意点は隣家にはみ出した庭木の枝と根で解説しています。

よくある質問

Q. 目隠しになるまで、どのくらいの期間がかかりますか。

A. 植える苗の高さ、樹種の伸びる速さ、日当たりなどによって異なるため、一律の期間はありません。早く目隠しにしたい場合は、背の高い苗を植える方法がありますが、苗の費用は高くなり、根が張るまでの管理も必要です。高さを急いで上へ伸ばすと下が透けやすくなるため、数年をかけて密度を上げる前提で計画することをおすすめします。

Q. 苗はどのくらいの間隔で植えればよいですか。

A. 樹種と苗の大きさ、目隠しにしたい時期によって異なります。参考として、川口市の生垣設置の補助制度のパンフレットでは、生垣の条件の一つとして、高さ1メートル以上のおおむね均一な樹木を列状に植え、1メートル当たり3本以上とすることが示されています。これは補助の条件であり、すべての生垣に当てはまる基準ではありません。樹種ごとの適した間隔は、業者に確認してください。

Q. 生垣を植えるのに適した時期はありますか。

A. 樹種によって適した時期が異なります。真夏や厳冬期は、植えた後の水切れや寒さで根が傷みやすいため、避けることが一般的です。業者に依頼する場合は、樹種を決める段階で植え付けの時期も合わせて相談してください。

Q. 隣家との境界に生垣を植える場合、気を付けることはありますか。

A. 成長した枝が隣地にはみ出すことを前提に、境界から離して植える位置を決めます。刈り込みの作業を隣地側から行う必要がないかも確認しておきます。隣家にはみ出した枝や根の扱いについては、別のページで解説しています。境界の位置そのものに不明な点がある場合は、植える前に確認してください。

Q. 生垣の補助金を利用できますか。

A. 補助の有無と条件は自治体によって異なります。川口市の例では、道路に面した場所への設置であること、市内業者を利用すること、工事の前に担当課へ相談することなどが条件として示されています。お住まいの自治体の緑化担当の窓口にご確認ください。川口市の制度の詳細は、川口のページで解説しています。

関連ページ

生垣の植え付けは、苗の本数と高さ、既存の塀の撤去の有無によって費用が大きく変わります。条件をそろえて複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

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本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年10月17日時点のものです。