伐採した木の切り株|残す・抜根する・削る、それぞれの判断と業者に依頼する際の確認事項
庭木を伐採した後には、切り株が残ります。切り株の扱いには、そのまま残す、根ごと掘り出す(抜根)、地面の高さまで削るという選択肢があり、費用と手間、その後の場所の使い方がそれぞれ異なります。 本ページでは、それぞれの方法の特徴、切り株を残した場合に起きること、自分で行える範囲、業者に依頼する際の確認事項、抜根した後の地面の扱いを整理します。
切り株の扱いは、伐採後にその場所をどう使うかで決まります
切り株をどうするかは、伐採した後にその場所をどう使うかによって決まります。新しい木を植えたい場合や、舗装や建物の工事を行う場合は、抜根が必要になることが多くあります。 芝生や砂利を敷いて地面を平らにしたい場合は、切り株を削る方法が選択肢になります。特に使う予定がない場所であれば、残すという選択もあります。
伐採の見積もりを依頼する段階で、切り株の扱いを決めておくと、作業を一度で済ませられます。伐採の後に改めて抜根を依頼すると、作業の段取りと費用が別に必要になります。
伐採を依頼する前に、伐採後の場所の使い方を決めておきます。切り株の扱いは、その使い方から逆算して選びます。
三つの選択肢と、それぞれの特徴
- 01
切り株を残す
地面から少し高い位置で切り、切り株をそのまま残す方法です。費用は最も抑えられますが、樹種によっては切り株から新しい芽が出ることがあります。切り株は年月をかけて腐朽しますが、その間は場所が使えません。
- 02
根ごと掘り出す(抜根)
切り株と主な根を掘り出す方法です。その場所に新しい木を植えたい場合や、舗装や建物の工事を行う場合に選ばれます。掘り出す範囲が広く、重機が必要になることがあるため、費用は最も高くなる傾向があります。掘った後は、地面に大きな穴が残ります。
- 03
地面の高さまで削る
切り株を専用の機械で削り、地面の高さ、または地面より少し低い位置まで低くする方法です。根は地中に残りますが、地表の切り株はなくなります。芝生や砂利を敷く場合など、地表を平らにしたい場合に選ばれます。対応している業者は限られることがあります。
切り株を残した場合に起きること
新しい芽が出ることがあります
樹種によっては、切り株や根から新しい芽が出て、再び伸び始めます。出た芽を放置すると、数年で茂ることがあります。芽が出た場合は、出るたびに取り除く必要があります。
腐朽が進み、虫やキノコが発生することがあります
切り株は年月をかけて腐朽します。腐朽の過程で、キノコが生えたり、虫が集まったりすることがあります。建物の近くの切り株は、気になる場合は早めに対処します。
つまずきや、草刈りの妨げになります
地面から突き出た切り株は、草に隠れるとつまずきの原因になります。刈払機の刃が当たると、飛散物や機械の跳ね返りの原因にもなります。
後から抜根すると、手間が変わることがあります
切り株を残した後に、やはり抜根したいと考えた場合は、改めて作業を依頼することになります。腐朽が進んで掘り出しやすくなる場合もあれば、根がもろくなって取り除きにくくなる場合もあります。
刈払機の飛散物と跳ね返りの危険は庭・空き地の草刈りで解説しています。
自分で行える範囲
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細い木の切り株で、根が浅い場合は、スコップなどで根のまわりを掘り、根を切りながら掘り出せることがあります。
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掘る前に、地中に配管やケーブルが埋まっていないかを確認します。給排水管やガス管の位置が分からない場合は、自分で掘らずに業者に相談します。
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塀や建物の基礎の近くの切り株は、根を掘り出すことで基礎の下の土が動くことがあります。基礎の近くは、業者に相談します。
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切り株から出た芽を取り除く作業は、自分で行いやすい作業です。芽が小さいうちに取り除きます。
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薬剤を使って切り株を枯らす方法もありますが、周囲の植物や土への影響があるため、製品の表示に従い、使う場所を確認します。
根が塀や舗装、排水に影響している場合は庭木の根が塀・舗装・排水に影響しているとき、薬剤を使う場合の注意点は住宅地で庭木の消毒を行う・依頼する場合で解説しています。
業者に依頼する際の確認事項
- 01
伐採と同時に依頼するかどうか
伐採の際に、切り株の扱いを合わせて決めておくと、作業を一度で済ませられます。伐採の見積もりを依頼する段階で、切り株を残すか、抜根するか、削るかを伝えます。
- 02
抜根の範囲と方法
どの程度の深さと範囲まで根を掘り出すのか、手作業か重機かを確認します。重機を使う場合は、庭に重機が入れるか、搬入の経路があるかも確認が必要です。
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掘り出した根と土の処分
掘り出した根は重く、処分の費用がかかることがあります。根と、掘った土の処分を見積もりに含めるかどうかを確認します。
- 04
穴の埋め戻しと整地
抜根した後の穴を、どの土で埋め戻すか、地面を平らに整えるかを確認します。新しい木を植える予定がある場合は、その旨を伝えます。
- 05
地中の配管と境界
配管の位置が分かる図面があれば、事前に業者に伝えます。隣地との境界に近い切り株は、根が隣地に伸びていることもあるため、作業の範囲を確認します。
伐採の費用と業者の選び方は庭木の伐採費用相場と業者の選び方、狭い場所での搬出経路の確認は狭小地・搬出経路の確認、見積書の確認方法は見積書の読み方と書面の確認で解説しています。
抜根した後の地面の扱い
埋め戻した土は沈むことがあります
抜根した穴を埋め戻した土は、雨などで時間とともに沈むことがあります。沈んだ部分には、土を足して整えます。
同じ場所に木を植える場合は、土を整えます
抜根した後の土には、細かい根が残っていることがあります。新しい木を植える場合は、残った根を取り除き、土の状態を整えてから植えます。
地面の使い方を決めてから仕上げます
芝生、砂利、防草シート、舗装など、その場所をどう使うかによって、地面の仕上げ方が変わります。使い方を決めてから仕上げると、二度手間を避けられます。
新しく木を植える場合は庭木を新しく植える、草が生えないように仕上げる方法は庭の雑草対策、庭を縮小する場合は庭じまいという選択で解説しています。
よくある質問
Q. 切り株は、残しておいても問題ありませんか。
A. 残すこと自体に問題がない場合もあります。ただし、樹種によっては切り株から新しい芽が出ることがあり、腐朽の過程でキノコや虫が発生することもあります。地面から突き出た切り株は、つまずきや草刈りの妨げにもなります。伐採後にその場所をどう使うかを考えて判断してください。
Q. 抜根は自分で行えますか。
A. 細い木で根が浅い場合は、スコップなどで掘り出せることがあります。太い木の切り株は、根が広く深く張っており、手作業での抜根は大きな負担になります。地中の配管や、塀や建物の基礎の近くの切り株は、自分で掘らずに業者に相談してください。
Q. 抜根の費用は、どのように決まりますか。
A. 多くの場合、切り株の太さ、根の張り方、手作業か重機か、掘り出した根と土の処分、穴の埋め戻しと整地を含めるかによって決まります。伐採と同時に依頼するかどうかでも変わることがあります。見積書に、これらの作業が分けて記載されているかを確認してください。伐採の費用の考え方は、伐採費用相場のページで解説しています。
Q. 切り株から芽が出てきました。どうすればよいですか。
A. 芽が小さいうちに取り除きます。出た芽を放置すると、数年で茂ることがあります。芽が出続ける場合は、抜根や切り株を削る方法を検討してください。
Q. 抜根した後、すぐに新しい木を植えられますか。
A. 残った根を取り除き、土の状態を整えてから植えます。抜根した木が病気や害虫で枯れた場合は、同じ場所に植えることについて、業者に相談してください。新しく木を植える際の手順は、別のページで解説しています。
関連ページ
太い木の抜根は、重機や処分の手配が必要になることがあります。伐採後の場所の使い方を伝えて、伐採と合わせて業者に相談することをおすすめします。
掲載サービスを比較する本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年10月17日時点のものです。