福岡市の緑化助成事業(戸建住宅)|生垣・庭木の助成額・条件・申請の流れ
福岡市内の戸建住宅で、道路沿いに生垣や庭木を植えたい場合は、公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会の「緑化助成事業」を使える場合があります。道路から見える緑化の施工費用の一部を協会が助成する制度です。
助成は予算の範囲内で先着順で、工事に着手する前の申請が原則です。本ページでは、協会のページ「緑化助成事業」と「緑化助成事業ガイドブック」(表紙にR8.4〜と記載。2026年11月1日確認)の記載をもとに、対象・金額と、業者への依頼の段取りを整理します。申請前に必ず協会で最新の内容を確認してください。
制度の要点
| 実施 | 公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会(財源は福岡市都市緑化基金の寄付・募金の運用利息等とガイドブックに記載) |
|---|---|
| 対象となる住宅 | 福岡市内の戸建住宅(2世帯住宅含む)。賃貸物件や販売等を目的とした緑化は対象外。共同住宅・店舗・事務所は対象外、申請者は個人に限る(ガイドブック) |
| 対象となる緑化 | 幅員4m以上の公衆用道路から見える、新たに行う緑化(単木、生垣、地被植物、駐車場緑化、壁面緑化)。緑化面積の合計が5m²以上 |
| 助成額 | 道路境界から見える範囲の緑化施工費用の2分の1(千円未満切り捨て)。高さ0.4m未満の樹木と地被植物は緑化面積1m²あたり5千円、芝生は1千円、それ以外は1万円が限度。上限20万円 |
| 申請受付期間 | 4月1日(土日の場合は翌開庁日)から2月15日(土日の場合は前開庁日)まで。予算の範囲を超えた時点で締切 |
| 完了の期限 | 申請年度の3月23日(土日祝日の場合は前開庁日)までに緑化工事完了と事業実績報告書の提出ができるもの |
| 申請先 | 公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会 みどり課 緑化助成担当(福岡市植物園 緑の情報館内)。持参または郵送 |
出典:公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会「緑化助成事業」、同ページ掲載の「緑化助成事業ガイドブック」(2026年11月1日確認)。緑化面積の算出方法はガイドブックに図で示されています。
対象にならない場合を先に確認します
協会のページとガイドブックには、対象外となる場合が具体的に書かれています。業者に相談する前に、次のいずれにも当てはまらないかを確認します。
緑化工事が終わっている
工事が終わったものは助成対象になりません。新たな緑化であることを、協会職員が工事の前後に現地で確認するとされています。
道路から見えない場所の緑化
幅員4m以上の公衆用道路の境界から見える緑化が対象です。道路と植栽の間に構造物がある場合は、構造物の天端の高さを超える樹木でなければならないとされています。
同じ敷地で以前に助成を受けた
同一の敷地で、すでにこの助成事業を受けた方には交付できないとされています。
ほかの緑化の助成を受ける
この助成事業以外に緑化に関する助成を受けていないことが条件です。
人工芝・一年生植物・野菜
人工芝は助成対象にならず、一年生植物や野菜も対象外とガイドブックに記載されています。
助成額の決まり方と、ブロック塀の撤去
助成額は、対象となる緑化施工費用の2分の1、緑化面積算定表から算出される金額、上限の20万円のうち、一番低い金額です(千円未満切り捨て)。緑化面積算定表の限度は、高さ0.4m未満の樹木と地被植物が1m²あたり5千円、芝生が1千円、それ以外の緑化が1万円です。
対象となる費用は、植物・土壌・肥料・支柱等の材料費、緑化工事費、壁面緑化の誘引資材や潅水施設の材料費と工事費、これらを対象とする諸経費です。既存のものを流用する材料費、申請者が自ら工事を行う場合の工事費、移植や撤去の費用は対象外です。
生垣の植え付けの手順は生垣を新しく植える、樹種の考え方は生垣におすすめの品種で解説しています。
ガイドブックでは、ブロック塀を撤去して生垣にする場合のブロック塀の撤去費用は助成対象外と明記され、福岡市のブロック塀等除却費補助事業が案内されています。撤去と植栽を同じ業者に頼む場合も、見積書の項目を分けてもらいます。
申請から助成金の交付まで
協会のページに示されている流れは次のとおりです。見積書は概算ではなく、内容を十分に精査するよう案内されています。
- 01
必要書類をそろえて協会へ提出する
助成金交付申請書・緑化面積算定表・予算書、暴力団排除条例に関する誓約書に、付近見取図、敷地所有者が確認できる書類、緑化計画図、緑化施工費用見積書の写しなどを添えて、持参または郵送します。
- 02
現地調査・書類審査(4週間程度)
工事着手前の現地調査と書類審査の後、助成金交付決定通知書が郵送されます。
- 03
緑化工事
交付決定通知書が届いてから着工します。決定前に着工する場合は事前着手申出書を提出し、着工前に協会職員の現地調査を受けます。
- 04
実績報告
工事終了後、事業実績報告書と、助成対象となるすべての植物の写真を提出します。
- 05
完了確認・確定通知、請求、交付
確定通知書の後に協会指定の請求書を提出し、指定口座に助成金が振り込まれます。
業者に見積もりを頼むときに伝えること
助成を申請する予定であること
見積書の写しは申請書類の一つで、審査に4週間程度かかります。着工は交付決定の後になることを最初に伝えます。
道路から見える範囲を分けて書いてもらう
助成の対象は道路境界から見える範囲の緑化です。見える部分とそれ以外の植栽を分けた見積書にしてもらうと、緑化面積算定表と照合しやすくなります。
撤去・移植の費用を分けてもらう
ブロック塀の撤去費用や移植・撤去の費用は対象外です。植栽の費用と項目を分けてもらいます。
植物ごとの写真の撮影
実績報告では、助成対象となるすべての植物の写真が必要です。撮影を業者に頼むかどうかを決めておきます。
協会は造園会社や施工会社の紹介は行っていないとされています。福岡で業者を選ぶ際の確認事項は福岡の造園・庭の手入れ業者で解説しています。
よくある質問
Q. マンションや店舗でも申請できますか。
A. ガイドブックでは、協会の助成は住居専用の戸建住宅(2世帯住宅含む)のみが対象で、共同住宅・店舗・事務所は対象にならないとされています。集合住宅のベランダの緑化には、福岡市の別の補助(グリーンビル促進事業)が案内されています。
Q. 道路が4m未満でセットバックする予定です。対象になりますか。
A. ガイドブックでは、セットバックした土地が公衆用道路となり幅員4m以上が確保される場合は助成の対象になると回答されています。
Q. いつまでに申請すればよいですか。
A. 申請受付期間は4月1日から2月15日までで、申請年度の3月23日までに工事完了と事業実績報告書の提出ができるものに限られます。予算の範囲内で先着順のため、予算を超えた時点で受付が締め切られます。
Q. 植えた後に枯れてしまったらどうなりますか。
A. 事業完了後5年以内に樹木等が枯れるなどした場合は、同等以上の緑化面積を確保するよう植え替えが必要とされています。
本ページで参照した公式ページ
本文の制度・団体に関する記述は、以下の公式ページの記載にもとづいています(2026年11月1日確認)。最新の内容は、各機関のページにてご確認ください。
公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会
「緑化助成事業」公益財団法人福岡市緑のまちづくり協会
「緑化助成事業ガイドブック(PDF)」
関連ページ
助成を使う場合は、業者と着工日を決める前に、福岡市緑のまちづくり協会へ申請してください。
掲載サービスを比較する本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年11月1日時点のものです。