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熊本市の保存樹木・保存樹林の助成|越境枝の剪定は費用の2分の1(30万円まで)、害虫駆除・枯枝撤去も対象

造園ナビ編集部

熊本市は、先人の残した銘木や老樹を次の世代に引き継ぐため、「緑地の保全及び緑化の推進に関する条例」に基づいて保存樹木・保存樹林を指定し、管理を助成しています。市のページによると、昭和49年度から指定を実施し、243箇所、589本が指定されています(令和7年3月末時点)。

対象は指定を受けた樹木で、一般の庭木の剪定には使えません。本ページでは、熊本市のページ「保存樹木・保存樹林の指定・助成制度」(2026年11月3日確認)の記載をもとに整理します。同ページの最終更新日は2022年2月14日と表示されているため、申請前に市へ最新の内容を確認してください。

制度の要点

対象熊本市が指定した保存樹木・保存樹林
支援の対象樹木の害虫駆除に要する経費、枯枝・折れ枝の撤去に要する経費
越境枝の剪定隣地等へ越境している枝の剪定。原則として費用の1/2(市の助成額が30万円を超える場合は30万円まで)
養生行為樹木医の診断に要する経費、病木・老木等の養生のため臨時に行う養生行為。原則として費用の1/2(30万円まで)
受付申請書の提出・現地確認等が必要。予算の範囲内のため、すでに受付を締め切っている場合がある

出典:熊本市「保存樹木・保存樹林の指定・助成制度」(最終更新日 2022年2月14日、2026年11月3日確認)。

保存樹木・保存樹林の指定基準

保存樹木は、古木又は巨樹で次のいずれかに該当し、かつ健全であることが基準です(条例施行規則第10条)。

幹の太さ

地上から1.5mの高さにおける幹の周囲が1.3m以上。

高さ

樹高が13m以上。

株立ち

株立ちした樹木で高さが3m以上。

はん登性樹木

枝葉の面積が25平方メートル以上。

保存樹林は、土地の面積が300平方メートル以上で、神社・寺院等と一体となって伝統的又は文化的意義を有するもの、風致又は景観が優れているもの等が基準です。指定には現地調査等が必要です。

助成の対象になる作業

指定後も所有権と管理責任は所有者にあります。そのうえで、樹木の害虫駆除、枯枝・折れ枝の撤去、隣地等へ越境している枝の剪定、 樹木医の診断や病木・老木等の臨時の養生行為について、予算の範囲内で助成が行われます。

市は保存樹木の賠償責任保険に加入していますが、所有者の管理における責による事故等は賠償の対象とならないため、適正な管理が求められています。

越境した枝の扱いは隣家に越境した枝、樹木医への相談の進め方は樹木医への相談で解説しています。

助成を受けるまで

  1. 01

    事前に市に相談する

    予算の範囲内の助成で、すでに受付を締め切っている場合があるため、希望する場合は事前に問い合わせるよう案内されています。

  2. 02

    申請書を選ぶ

    越境枝の剪定と養生行為は「熊本市保存樹木等助成金交付申請書」、害虫駆除・枯枝の撤去・樹木医の診断は「熊本市保存樹木等支援申請書」の様式が掲載されています。

  3. 03

    現地確認を受ける

    助成には申請書の提出と現地確認等が必要です。

保存樹木の剪定を業者に頼むときの確認事項

越境部分の剪定を明確にする

助成の対象は隣地等へ越境している枝の剪定です。見積書で越境枝の剪定とそれ以外の作業を分けてもらいます。

受付状況を先に確認する

予算の範囲内のため受付を締め切っている場合があります。業者に依頼する前に市の受付状況を確認します。

高所作業と隣地への配慮

保存樹木は樹高13m以上などの大木です。高所作業車の要否や、隣地への立ち入りの段取りを業者と確認します。

熊本で庭の手入れを業者に頼む方法は熊本の造園・庭の手入れ業者、生垣・植栽の補助は熊本市のつながりの森づくり補助金で解説しています。

よくある質問

Q. 普通の庭木の剪定にも使えますか。

A. 使えません。助成の対象は、熊本市が指定した保存樹木・保存樹林です。

Q. 越境枝の剪定はいくら助成されますか。

A. 原則として費用の1/2で、市の助成額が30万円を超える場合は30万円までです。

Q. いつでも申請できますか。

A. 予算の範囲内の助成のため、すでに受付を締め切っている場合があると記載されています。事前に市へ相談してください。

Q. 自宅の木を保存樹木にできますか。

A. 幹周1.3m以上などの基準に該当すれば指定の対象になります。指定には現地調査等が必要なため、市に相談してください。

本ページで参照した公式ページ

本文の制度・団体に関する記述は、以下の公式ページの記載にもとづいています(2026年11月3日確認)。最新の内容は、各機関のページにてご確認ください。

関連ページ

保存樹木の越境枝の剪定に助成を使う場合は、市の受付状況を確認し、現地確認を受けてから業者に作業を依頼してください。

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本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年11月3日時点のものです。