仙台市の生垣づくり助成|助成額の計算方法・植栽の基準・申請の時期と業者への依頼手順
仙台市内で、道路沿いのブロック塀を生け垣に替えたい、駐車場の脇に生け垣をつくりたいと考えている場合は、業者に見積もりを頼む前に市の「生垣づくり助成事業」の条件を確認しておくと、手戻りを減らせます。
この助成は、すでに植えた生け垣は対象にならず、着手予定日の3週間前までに区役所へ申請する必要があります。本ページでは、仙台市の公式ページ(2026年11月1日確認)の記載をもとに、対象・基準・金額と、業者への依頼の段取りを整理します。金額や受付状況は変わる場合があるため、申請前に必ず区役所の街並み形成課で確認してください。
制度の要点
| 制度名 | 生垣づくり助成事業(仙台市) |
|---|---|
| 対象となる敷地 | 市街化区域内の住宅・事業所・駐車場等の敷地。申請する年度内に完了が見込まれる事業 |
| 対象となる場所 | 道路から視認でき、道路境界線から奥行き10メートル以内の場所。隣接地との境界部は対象外 |
| 生け垣の助成額 | 設置費用(見積額)の2分の1と、植栽する本数×2,500円を比べて少ないほう。上限15万円。千円未満は切り捨て |
| ブロック塀等の撤去 | 道路境界線から奥行き1メートル以内にある高さ1メートル以上のブロック塀等を、生け垣設置のために撤去する場合、塀面積1平方メートル当たり4,000円が限度。上限15万円 |
| 受付 | 各区役所街並み形成課で毎年度2月末まで。着手予定日の3週間前までに申請。予算がなくなり次第終了 |
| 問い合わせ | 各区役所街並み形成課(制度の所管は建設局百年の杜推進課) |
出典:仙台市「生垣づくり助成事業」(ページの更新日は2025年4月1日。2026年11月1日確認)。交付額の計算の詳細は、各区役所街並み形成課で確認するよう案内されています。
対象にならない場合を先に確認します
市のページには、交付の対象にならない場合が具体的に挙げられています。業者に相談する前に、次のいずれにも当てはまらないかを確認します。
すでに生け垣を設置し終えている
既に設置した生け垣は対象外と明記されています。工事が終わってからの申請はできないため、業者と日程を決める前に区役所へ相談します。
隣の家との境界に植える
対象は道路から見える場所で、道路境界線から奥行き10メートル以内です。隣接地との境界部は対象にならないと書かれています。
販売を目的とした住宅
住宅展示場や、所有者が決まっていない建売住宅など、住宅等の販売を目的とした事業は対象外です。
同じ場所・同じ所有者で過去に助成を受けた
過去にこの助成金を受けた事業と、事業地と所有者等が同じ事業は対象外です。
ほかの助成制度を使う
この制度以外の助成制度等にもとづく助成を受けた事業は対象外とされています。
植栽の基準と、見積もりで確認する数字
樹種の指定や制限は特にないとされ、仙台の気候で十分に育ち、生け垣の形で維持できる植物を選ぶよう案内されています。市のページで紹介されている植栽事例はレッドロビンとツゲです。基準は次のとおりで、いずれも見積書や計画図に数字として表れる項目です。
植栽時の樹高0.6メートル以上
苗の高さは植えた時点で判断されます。見積書に苗の規格(高さ)を記載してもらうと、基準を満たしているかを確認できます。
延長5メートル以上
連続する生け垣の延長が5メートル以上、または1メートル以上の生け垣が複数あって総延長が5メートル以上であることが条件です。
1メートル当たり2本以上
本数は基準であると同時に、助成額の計算(本数×2,500円)にも使われます。
前面の構造物の高さ
構造物の内側に生け垣を設ける場合は、植栽する地盤からの構造物の高さが0.5メートル以下、または遮へい率50%未満のフェンス等である必要があります。
生け垣に向く樹種の考え方は生垣におすすめの品種、植え付けの手順と間隔は生垣を新しく植えるで解説しています。
助成額は「見積額の2分の1」と「本数×2,500円」の少ないほう
生け垣の設置に対する助成額は、設置費用(見積額)の2分の1と、植栽する樹木の本数に2,500円を掛けた額を比べ、少ないほうになります。上限は15万円です。
たとえば、延長10メートルに1メートル当たり2本、計20本を植える計画で、見積額が12万円の場合を当てはめると、見積額の2分の1は6万円、本数による額は5万円となり、少ないほうの5万円が目安になります(本ページによる試算です。実際の交付額は区役所の審査で決まります)。
対象となる費用は、苗木・支柱等の材料購入費、土壌改良費、業者施工の場合の人件費、諸経費等です。植栽桝の枠工事費や、併用するフェンスの設置費等は対象にならないと明記されています。
ブロック塀等の撤去は生け垣とは別に、塀面積1平方メートル当たり4,000円を限度に算定され、上限は15万円です。撤去する塀が道路境界線から奥行き1メートル以内にあり、高さが1メートル以上であることが条件です。
申請から完了報告までの流れ
申請書類の審査は、生け垣をつくる場所を受け持つ区役所の街並み形成課で行います。業者に頼む作業は、申請の後になります。
- 01
区役所街並み形成課に相談する
予算がなくなり次第受付を終了するため、早めの相談が案内されています。
- 02
着手予定日の3週間前までに申請する
生垣づくり助成金交付申請書(様式第1号の2)、事業費用見積書、事業計画図、事業実施場所位置図、着手前の写真、土地所有者の承諾書(自己所有地以外の場合のみ)を提出します。様式は区役所等の窓口のほか、市の申請書ダウンロードサービスでも入手できます。
- 03
審査の後に工事を行う
申請した年度内に完了する計画であることが前提です。受付は毎年度2月末までです。
- 04
完了報告をする
生垣づくり助成金事業完了報告書(様式第7号)、完了後の写真、助成対象部分の金額が明示された領収書等の写しを提出します。
業者に見積もりを頼むときに伝えること
助成を申請する予定であること
見積書は申請書類の一つです。工事の着手は申請から3週間以上先になることを、最初に伝えておきます。
苗の高さと本数を明記してもらう
樹高0.6メートル以上・1メートル当たり2本以上の基準の確認と、本数×2,500円の計算に使います。
対象外の工事を分けて書いてもらう
植栽桝の枠工事やフェンスの設置は助成の対象外です。生け垣の植栽と、ブロック塀の撤去、その他の工事を項目ごとに分けた見積書にしてもらうと、申請と完了報告の照合が楽になります。
領収書に助成対象部分の金額を書いてもらう
完了報告では、助成対象部分の金額が明示された領収書等の写しが必要です。工事の前に、領収書の書き方を業者と決めておきます。
着手前と完了後の写真の担当
申請時に着手前、完了報告時に完了後の写真が必要です。業者に撮影を頼むかどうかを決めておきます。
仙台で立ち会いが難しい場合の依頼の進め方は仙台の造園・庭の手入れ業者、見積書の読み方は見積書の読み方と書面の確認で解説しています。
よくある質問
Q. すでにある生け垣の植え直しにも使えますか。
A. 市のページには、既に設置した生け垣は助成対象とならないと記載されています。古い生け垣を抜いて植え直す計画が対象になるかどうかは、計画の内容を伝えて区役所の街並み形成課に確認してください。
Q. 隣の家との境に植える生け垣は対象ですか。
A. 対象は道路から視認でき、道路境界線から奥行き10メートル以内の場所に設ける生け垣で、隣接地との境界部は対象にならないと記載されています。
Q. いつまでに申請すればよいですか。
A. 各区役所街並み形成課で毎年度2月末まで受け付けており、内容審査のため着手予定日の3週間前までに申請するよう案内されています。予算の範囲内での助成のため、予算がなくなり次第受付が終了します。
Q. 植える樹種に決まりはありますか。
A. 樹種の指定や制限は特にないとされています。仙台の気候で十分に育ち、生け垣の形で維持できる植物を選び、植栽後も剪定や病害虫の駆除など適切に管理するよう案内されています。
本ページで参照した公式ページ
本文の制度・団体に関する記述は、以下の公式ページの記載にもとづいています(2026年11月1日確認)。最新の内容は、各機関のページにてご確認ください。
仙台市
「生垣づくり助成事業」