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名古屋市の保存樹の指定と維持管理助成|剪定費の2分の1(1本30万円上限)・報奨金年3,000円

造園ナビ編集部

名古屋市は、市内の名木や古木を保存樹・保存樹木に指定しています。市のページによると、制度開始当初の指定本数は100本で、現在は約800本が指定されています。指定を受けると、報奨金の交付や標識の設置のほか、剪定の費用の一部を助成する「保存樹等維持管理助成制度」を利用できます。

対象は市が指定した樹木で、一般の庭木の剪定には使えません。本ページでは、名古屋市の「保存樹・保存樹木」(更新日 2026年5月12日)と「保存樹等維持管理助成制度について」(更新日 2026年5月13日)の記載(いずれも2026年11月3日確認)をもとに整理します。

制度の要点

対象名古屋市が指定した保存樹又は保存樹木(特別緑地保全地区内にある保存樹等は維持管理助成の対象外)
報奨金保存樹の保存に関し、所有者に1本当り年額3,000円
維持管理助成剪定作業と運搬・処理作業の経費の2分の1(千円未満切り捨て)。上限は保存樹等1本あたり30万円
主な条件申請時点で未着手であること。前3年度以内に樹木医の樹勢診断を受けていること。3月15日までに実績報告
回数の制限一人あたり3本が上限。助成を受けた樹木は当該年度を含む3カ年度は助成を受けられない
問い合わせ名古屋市 緑政土木局 緑地部 緑地維持課 民有地緑化担当(電話 052-972-2465)

出典:名古屋市「保存樹・保存樹木」「保存樹等維持管理助成制度について」(2026年11月3日確認)。市のページには令和8年度版の申請の手引き(PDF)が掲載されています。

保存樹に指定される基準

樹木は次のいずれかに該当し、健全で、かつ樹容が美観上特に優れていることが必要です。

幹の太さ

1.5mの高さにおける幹の周囲が1.5m以上。

高さ

高さが15m以上。

株立ち

株立ちした樹木で、高さが3m以上。

攣登性樹木

枝葉の面積が30m2以上。

樹木の集団は、土地の面積が500m2以上か、生垣をなす樹木の集団でその生垣の長さが30m以上であることが基準です。文化財保護法で指定された樹木、保安林にかかる樹木などは対象外です。

維持管理助成の対象になる剪定

助成の対象は、健全な育成・美観の維持・形状の調整・病虫害の予防を目的とした剪定、隣接地や公衆道路などへ越境している枝の剪定、 電線や建物等に接触している(又はそのおそれがある)枝の剪定です。対象経費は、剪定作業とそれに伴う運搬・処理作業の経費です。

越境した枝の扱いは隣家に越境した枝、樹勢診断を誰に頼むかは樹木医への相談で解説しています。

指定から助成の申請まで

  1. 01

    保存樹の指定を受ける

    市のページに保存樹等指定申請書と指定同意書の様式が掲載されています。

  2. 02

    樹木医の樹勢診断を受ける

    申請した年度を含む前3年度以内に、樹木医による樹勢診断を受けていることが条件です。

  3. 03

    見積もりを取り、着手前に申請する

    特別助成金交付申請書などを提出します。作業は申請時点で未着手であることが必要で、交付決定通知の後に作業を始めます。

  4. 04

    3月15日までに実績報告をする

    作業完了の実績報告書と支払い領収書等を、当該年度の3月15日まで(休庁日の場合は直前の開庁日まで)に提出します。

保存樹の剪定を業者に頼むときの確認事項

交付決定まで作業を始めない

決定前に着手した作業は対象外です。業者と作業日を決めるのは交付決定の通知を受けてからにします。

運搬・処理の費用を分けて見積もる

剪定作業と、それに伴う運搬・処理作業の経費が対象です。項目を分けた見積もりにしてもらいます。

越境枝・電線接触の枝を明記する

越境している枝や電線等に接触する枝の剪定も対象です。見積書に作業の目的が分かるよう書いてもらいます。

3月15日の期限に間に合う日程か

実績報告の期限から逆算して、作業と支払いを終えられる日程かを確認します。

名古屋で庭の手入れを業者に頼む方法は名古屋の造園・庭の手入れ業者、生垣や植栽の助成は名古屋市のみどりの補助金(生垣)で解説しています。

よくある質問

Q. 普通の庭木の剪定にも使えますか。

A. 使えません。助成の対象は、名古屋市が指定した保存樹又は保存樹木です。

Q. 助成額はいくらですか。

A. 作業経費の合計額の2分の1(千円未満切り捨て)で、上限は保存樹等1本あたり30万円です。

Q. 毎年使えますか。

A. 助成を受けた樹木は、当該年度を含む3カ年度は助成を受けられません。助成を受けられる樹木は一人あたり3本が上限です。

Q. 報奨金はいくらですか。

A. 保存樹の保存に関し、所有者に1本当り年額3,000円が交付されます。

本ページで参照した公式ページ

本文の制度・団体に関する記述は、以下の公式ページの記載にもとづいています(2026年11月3日確認)。最新の内容は、各機関のページにてご確認ください。

関連ページ

保存樹の剪定に助成を使う場合は、樹勢診断の時期と交付決定の通知を確認してから、業者と作業日を決めてください。

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本ページにはPR(広告)を含む場合があります。掲載情報は2026年11月3日時点のものです。